September 25, 2015

Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《1》


 7月にSPACE SHOWERからリリースされた台湾アーティスト17組のコンピレーションCD『Taiwanderful vol.1』。カードの中でも分かりやすい紹介が書かれているが、台湾人目線で(「日本のサイトであまり書かれてないかも?!」的な話も)少し紹介。カードでの紹介を見ながら書いたので、皆さんもカードを片手に持って読んでいただければ、より分かりやすくなるかもしれない。





盧廣仲(Crowd Lu)
収録曲:OH YEAH
収録アルバム:七天

 台南出身のクラウド.ルーは、大学のとき交通事故に遭って入院中にギターを始めた話が有名で、2007年にリリースされたシングル『早安,晨之美!』(1st アルバム『100種生活』にも収録)で大ブレイク。なぜ「晨之美」なのか?という疑問を持つ方もいるかもしれないが。もちろん「晨=早朝」で「良い早朝」の意味もあると思うけれど、台湾人がこの名を聞いて頭に浮かんでくるものはもう一つある。それは朝食屋さんの「早安!美芝城」。学校近くに必ずあると言っても言い過ぎではないぐらい、みんな知っているチェーン店。そんな親近感溢れる曲を作ったクラウド.ルーは今でも大人気中だ!


早安,晨之美!






宇宙人(Cosmos People)
収録曲:往前
収録アルバム:一萬小時

 現在、日本でも人気上昇中のポップバンド宇宙人。メンバーの入れ替わりもあったが、現役メンバーは皆、台北の第一志望高校.建國中學の出身で、ファンの中ではインテリバンドのイメージ。2009年にアルバム『宇宙人』でデビュー、収録曲『要去高雄』はハッピーな雰囲気とシンプルな歌詞で人気を得た。ちなみに当時は、4人のメンバー編成だった。そして、2012年に2ndアルバム『地球漫步』、今年に3rdアルバム『一萬小時』をリリース。PV製作に工夫をしている彼らは、『一起去跑步』で「平和」という場所まで行き、「平和の空気」を取る企画のドキュメンタリーを製作。(そのPVを見て平和に行った宇宙人ファンの友人もいる!)今回『Taiwanderful vol.1』に収録された『往前』のPVは、ヒマラヤを登るドキュメンタリーになっている。音楽にとどまらず、宇宙人は自分たちのアイディアを実際の行動にした。


一起去跑步




往前






旺福(WONFU)
収録曲:背包客
シングル:背包客

 1998年に結成、2003年に1stアルバム『同名同姓專輯』をリリース。そして、翌年の2ndアルバム『旺福』に収録された曲『迷你裙』で大ブレイク。(PVがテレビですごく流された記憶がある)4thアルバム『青春舞曲』で日本音楽ユニットのYMCKや加藤ひさしとコラボ。それ以降、日本盤のリリースも多数あった。今回収録された『背包客』は、2012年の夏ツアー『旺福瘋台灣』の主題歌として、デジタルリリースされた曲。


迷你裙




背包客






魏如萱(waa)
収録曲:捉迷藏
収録アルバム:還是要相信愛情啊混蛋們

 私が大学の時組んでいたバンドのギタリストはwaaの大ファンで、おかげでwaaの曲をたくさん聴いていた。2003年に音楽ユニット『自然捲』のボーカルとして1stシングル『自然捲』をリリース。翌年に1stアルバム『C’est La Vie』のリリースを果たした。2006年、喉の怪我でユニットから脱退。半年ほど休んだ後、2007年11月に個人名義でデビュー、1stアルバム『La Dolce Vita 甜蜜生活』をリリース。去年リリースされたアルバム『還是要相信愛情啊混蛋們』のほか、2010年のシングル『我爸的筆』もリリース当時からとても注目されていた。軽快な曲と面白い歌詞で人気を得て、2014年に映画『大宅們』のテーマソングとして起用された。


自然捲




我爸的筆




還是要相信愛情啊混蛋們






September 10, 2015

Piano Session Band --- ADAM at


       8月的最後一個週日,我終於在涉谷車站附近的shibuya PLUG見到了ADAM at的現場。一起參與這天「音鎖反應」活動演出的是同為演奏樂團的LOOP POOL以及RIDDIMATES。原以為ADAM at會是壓軸,沒想到他們被安排在正中央。整場活動就像是電視劇一般,中間成為了最刺激、最戲劇性的那一個段落。

        ADAM at是以鍵盤手「TAMASUKE at」為中心,與不固定成員所組成的鋼琴重奏。2011年在靜岡縣開始樂團活動。今年發行的專輯《CLOCK TOWER》在分類上雖然寫著「爵士/搖滾」,但除此之外,就如同他們有著來自各方的成員一般,其中混合了各種音樂類型。無論是輕快的Bossa nova、色彩強烈的電子,又甚至是有著流行的旋律,或是在某處藏了一段日本小調音階。而今年5月,ADAM at為日本NHK職棒轉播製作主題曲「六三四-MUSASHI-」。命名源自於日本劍豪「宮本武蔵(Miyamoto Musashi)」以及棒球的守備位置的「六、三、四」(註:日文六、三、四可作MU,SA,SHI音),是將棒球選手比喻成武士,將強打者化作劍豪而寫下的曲子。




Album
CLOCK TOWER



 8月の最後の日曜日、渋谷駅近くにあるライブハウスshibuya PLUGで、やっとADAM atのライブを観れた。この日のイベント「音鎖反応」で、同じくインストバンドのLOOP POOLとRIDDIMATESと対バン。ADAM atの出番はライブのド真ん中。3バンド続けたライブはドラマのように、真ん中が一番刺激的でドラマチックな時間だった。

 ADAM atはキーボーディスト「タマスケアット」を中心にした、固定メンバーのいないピアノ.セッション.バンド。今年にリリースされたアルバム『CLOCK TOWER』は、「ジャズ/ロック」とジャンル分けされたが、ADAM atの音楽はいろんなメンバーが集まっているように、多様な音楽性を持っている。軽快なボサノヴァや色鮮やかなテクノ、ポップや和風なメロディー、いろんな音楽要素が取り入れられる。そして今年の5月、ADAM atが2015年NHKプロ野球放送のテーマ曲を担当。剣豪.宮本武蔵と野球の守備位置である六、三、四をかけた曲「六三四-MUSASHI-」を作り上げた。