二人のミュージシャンの話をします。この二人の間ではあまり繋がりがないのですが、どちらも私の好きなミュージシャンです。一人は3年前ほど知り合った台湾人ギターリスト。音楽だけでなく、たくさんのことを教えてくれた方です。もう一人は今年に出会った日本人サックス.クラリネット奏者。話す機会は多くなかったが、初めて彼の音楽を聴いた時は大きな衝撃を受けました。
台湾人ミュージシャン X Mary See the Future X 巴思亮
台湾人気インディーズバンド『Mary See the Future』を主宰しているボーカル兼ギターの巴思亮(Josh)。人を驚かせる音楽才能を持つ彼は、人気歌手への楽曲提供もなさっています。彼の音楽と出会ったきっかけはもう覚えていないけれど、彼から教わったことは忘れられません。ライブでピアノを弾くことはあまりないようですが、小さい頃からクラシックのピアノを学んだことで、ロックバンドの創作をする時は曲の中にクラシックのメロディを入れたりしているのです。ボーカルなのにライブ中はあまり喋りません。言葉の少ない彼は、時々親しみにくそうと言われているようです。彼を知るにはその音楽を通してからと思います。言葉でなく、抽象的な音楽ですが、そこから伝わってきたのは彼の人柄、そして彼が見たこの世界だと感じています。
日本人ミュージシャン X カルメラ X 辻本美博
日本インストバンド『カルメラ』でサックス、『シカキム』でクラリネットを演奏、そして今年に『POLYPLUS』という新バンドを始めた辻本美博。初めて彼のサックスを聴いたその日は、照明の強い光で顔すら見えませんでした。しかしその場で聴こえてきたサウンドは印象的で忘れられません。中学時代から吹奏楽部でクラリネットを吹いていて、大学はビッグバンドでアルトサックスを始めたそうです。彼のライブを観る度に、彼はサックスを通して自分の感情をどんどん出していくと感じます。話すことは少なかったが、プロフィールやインタビューを読んで、彼はクラシックからジャズに、ジャズからクラシックにシフトすることができ、どちらの音楽背景も持っているからこそ色彩豊かな音を出せるかもしれないと思いました。
なぜこの二人の話をしたか
本当は関わりのないこの二人。普通に声かけてくれる人たちですが、私にとってどちらも身近にいる遠い存在で、スターのように見えます(いや、スターです)。本人から直接に教えてもらったこともあり、ミュージシャンとしての彼らを見て学んできたこともあります。もちろんこの二人だけでなく、ほかの方たちから教わったこともたくさんあります。特に辻本さんのバンド、カルメラのメンバーたちから教えてもらったことも多く、むしろ辻本さん本人から聞いた音楽の話がほぼないですが、彼とJoshさんがステージに立つ時に出ているアーティスト感がなんだか似たような気がして、二人の話をここでしました。今度いつ会えるか分かりませんが、またこの二人のミュージシャンといろいろとお話したいです。
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