December 6, 2015

【日本語】Music Collection Vol.1

【中文】Music Collection Vol.1

    数ヶ月前から、Facebookで最近入手したアルバムや手に持っている作品を紹介するコーナーを始めました。これらの作品をまとめようと思って、ブログのほうでも『Music Collection』というシリーズで更新を始めます!今は日本に住んでいるため、ここで紹介するものは日本アーティストの作品が多いのかもしれませんが、台灣アーティストの作品を入手する時もどんどん紹介していきたいと思います!


001
『Taiwanderful vol.1』
Artist:盧廣仲、宇宙人、旺福、魏如萱、Staycool、濁水溪公社、蛋堡、阿飛西雅、Manic Sheep、血肉果汁機、閃靈、大支、拍謝少年、英宏、白目、Go Chic、大象體操

    まずはSPACE SHOWERからリリースされた台灣アーティストのコンピレーションCDから始めましょう!買いに行った時、タワーレコード池袋店では「オススメ1,2,3,10,11」と書いてあったのですけど、私も一度自分のオススメ曲をSNSのほうに書いたのですが、やはり全部聴いて欲しいです!
    2007年にリリースされたシングル『早安,晨之美!』で大ブレイクした盧廣仲(クラウド.ルー)や日本盤をリリースした宇宙人(Cosmos People)、旺福(ワンフー)、Staycoolなどのアーティストの作品が収録されています。台灣インディーズのあらゆるジャンルの人気アーティストの作品があり、ぜひ日本の皆さんに聴いてみて欲しい一枚です。詳しい紹介はこちらからご覧ください。→Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《1》







002
『Lotus Land』
Artist:Lotus Land

    ある日、ヴィレッジヴァンガード自由が丘店に入ったら、ちょっとエレクトロニックなジャズのサウンドが聴こえてきました。迷った末、後日に他のお店でこのアルバムを購入しました。Lotus Landは2013年にベーズ(Ei Kikkawa).キーボード(Syuta Matsumoto).ドラムス(Kengo Sato)で結成されたトリオバンドです。今年の7月にアルバム『Lotus Land』がリリースされました。そしてジャケットデザインをされたはtoconomaのギタリストの石橋光太郎です。
    私は一度だけLotus Landのライブに行ったことがあります。彼らダンサブルな曲でフロアにいる人たちは皆、リスムに乗って気持ちよさそうに踊り出しました。





Lotus Land - Bamboo Grass






003
『OWARASE NIGHT』
Artist:フレデリック

    今年9月号の『ROCKIN'ON JAPAN』でYogee New Wavesや水曜日のカンパネラなどと同時に、年に一度の付録CD「JAPAN'S NEXT 2015」に選ばれたフレデリックは、2009年、三原健司(vo./gt.)と三原康司(ba./cho.)の双子の兄弟を中心に結成された神戸出身のロックバンドです。『OWARASE NIGHT』がリリースされた今年の5月当時はまだ赤頭隆児(gt.)とKaz.(dr.)と編成されている4人バンドでしたが、Kaz.が9月に脱退し、フレデリックは現在の3ピースバンドとなりました。
    「JAPAN'S NEXT 2015」に選ばれたこちらの収録曲『愛の迷惑』は、イントロから中毒性が高く、勝手に頭の中に入ってくるメロディーを持つ曲です。ボーカルのちょっとした鼻声の入った歌声も一度に聴けば忘れられないのでしょう。




フレデリック - OWARASE NIGHT




【中文】Music Collection Vol.1

【日本語】Music Collection Vol.1

    幾個月前我開始在Facebook的粉絲專頁上介紹最近新入手的專輯或是一些手上的作品。我想將這些作品整理一下,所以在網誌這邊也開啟了「Music Collection」系列。因為目前人住在日本,所以在這裡介紹的作品可能也是以日本為主。不過如果有機會入手台灣作品的話也會在這裡介紹喔!


001
《Taiwanderful vol.1》
Artist:盧廣仲、宇宙人、旺福、魏如萱、Staycool、濁水溪公社、蛋堡、阿飛西雅、Manic Sheep、血肉果汁機、閃靈、大支、拍謝少年、英宏、白目、Go Chic、大象體操

    第一張,就從今年夏季由SPACE SHOWER在日本發行的這張台灣合輯開始介紹吧!我在Tower Records池袋店看到這張合輯時,它旁寫著「推薦曲目1,2,3,10,11」,而我也曾在臉書跟推特上選過自己的推薦曲,但實在是太難選了!還是希望大家能夠每首都聽聽看。
    無論是2007年由一曲《早安,晨之美!》成名的盧廣仲,或是曾發行過日版專輯的宇宙人、旺福、Staycool等,這張合輯裡收錄了台灣獨立音樂圈裡各種的樂風。我也在這邊寫過這張合輯的日文介紹。→Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《1》






002
《Lotus Land》
Artist:Lotus Land

    某天我走進自由之丘的Village Vanguard,才到門口就聽到了這團有點爵士有點電子的Lotus Land。我猶豫了幾天後才在其他地方入手。他們是於2013年由貝斯(Ei Kikkawa)、鍵盤(Syuta Matsumoto)、鼓(Kengo Sato)組合而成的三人樂團。今年7月份發行了這張專輯《Lotus Land》。而負責專輯設計的是toconoma的吉他手石橋光太郎。
    我曾看過一次Lotus Land的現場。他們一首首的爵士舞曲,讓在場的所有人都微微踏起了舞步,享受著音樂搖擺著。




Lotus Land - Bamboo Grass






003
《OWARASE NIGHT》
Artist:フレデリック(Frederic)

    今年與Yogee New Waves以及水曜日のカンパネラ等團一起被收錄在日本音樂雜誌《ROCKIN'ON JAPAN》9月份的特別附錄選集「JAPAN'S NEXT 2015」的フレデリック(Frederic)。2009年以三原健司(vo./gt.)與三原康司(ba./cho.)這對雙胞胎兄弟為中心在神戶組成。今年5月份這張《OWARASE NIGHT》發行當時,他們還是與赤頭隆児(gt.)及Kaz.(dr.)共同活動的四人樂團。但就在9月時鼓手Kaz.離團,フレデリック開始以現在剩下的三人繼續樂團活動。
    被「JAPAN'S NEXT 2015」選入的收錄曲目「愛の迷惑」,從前奏就是首中毒性高的歌曲,有著會在腦中徘徊不去的旋律。而主唱有點帶鼻音的歌聲也是令人聽過一次就難以忘懷。




フレデリック - OWARASE NIGHT





November 22, 2015

【日本語】FIESTA!!


 今日はなんだかおかしい。朝は家のグラスを割ってしまったり、右手の親指がなぜかいきなり痛くなってきたり、午後は一緒にライブに行くと約束した友人から連絡がきて、熱が出て行けないと言った。彼女の体調も心配しているが、チケットは買ったのではなく、インターネット予約だけでよかったとほっとした。
 
 今日は水曜日。休日だろうが平日だろうが、渋谷にはいつもたくさんの人たちが集まっている。雑踏にまぎれ、私は道玄坂へ向かった。狭い道に入り、目の前にあるのはO-WESTの大きな黄色い看板。その向こうが今夜の会場、O-EASTの一階にある、Duo Music Exchange

 オープンニングアクトのRyu Matsuyamaの演奏の中、私はフロアに入って、左側の真ん中の席に座った。三曲は一瞬で終わってしまった。すぐにカジヒデキさんの登場。台湾人にとってカジヒデキという名は、馴染みのある名前ではないかもしれないが、彼は『渋谷系の貴公子』とも呼ばれ、渋谷系の中心人物の一人である。1989年に活動を開始し、最初はバンド『ブリッジ』のベーシストとしてデビュー。バンド解散後も個人活動を続けている。彼はスウェーデンが大好きだそうで、『ミスタースウェーデン』という愛称もつけられた。カジヒデキさんのライブを観るの、今日は初めて。青と白のボーダーにショートパンツのファッションスタイルは、彼の活発な音楽ととても似合う。今年48歳とは見えないぐらいな若い雰囲気が漂っている。「うららら〜」のコーラスがメロディーに合わせられた『アイスクリーム.マン』や夏ムードに満たされた『灼熱少女』。どれからも彼の朗らかな性格が伝わってきた。去年リリースされたアルバム『アイスクリーム.マン』に収録された曲だけでなく、ソロデビューした当時の曲もされた。十数年が経ってもこれらの曲は依然と生き生きとしている。そして今日のゲストトランペッターはTRI4THの織田祐亮さん。カジヒデキさんはMC中、レコーディングやライブでサポートとして織田さんを招くことも多いと話した。

 転換後、ステージに現れたのはSchroeder-Headz。キーボーディスト.渡辺シュンスケによるプロジェクトで、ピアノ.ベース(玉木正太郎).ドラムス(千住宗臣)で編成されたピアノトリオ。名前の「Schroeder」は、アメリカの漫画『ピーナッツ』に登場する、トイピアノを弾く少年「シュローダー」が由来。2010年に1stアルバム『NEWDAYS』をリリース。そして2014年にVictor Entertainmentからリリースされた2ndアルバム『Synesthesia』は、台湾盤もあった。私のイメージの中の渡辺シュンスケさんはとてもクレイジーなキーボーディスト。演奏中の彼は立ったり座ったり、指や腕、さらにおしりでキーボードを弾いたりしていた。

 そしてトリは本日の主役、JABBERLOOP 真っ白な衣装を着用しているのはトランペッターのMAKOTOさん。チャック柄のジャケットにジンーズ、そして黒い帽子をかぶっているのはサックスのDAISUKEさん。大人な雰囲気が漂っている黒のジャケットを着ているのはキーボーディストのMELTENさんとドラマーのYOHEIさん。そしてベーシストYUKIさんの白シャツに赤い帽子とズボンの姿は、なぜか誕生日パーティーに登場するいちごのショートケーキに見えた(笑)。今年はJABBERLOOPが上京してから年目。この夏から、いろいろな十周年記念イベントが行われた。八月に一部メンバーの地元.滋賀県でフェスを企画するや、その月末に東京でワンマンライブを開催。今日のイベントもその十周年記念イベントの一つ。何曲が演奏された後、DAISUKEさんとMAKOTOさんのMC中にステージにキーボードがもう一つ増えた。「これを見れば、次は誰かって大体分かるよね?」と話したDAISUKEさんが改めて渡辺シュンスケさんの登場を紹介した。二人のキーボーディストが向き合い、バトルが始まったような風景に見えた。赤.メルテン対黒.渡辺シュンスケ。私が今最も好きなキーボーディストの二人がJABBERLOOPの曲を共演するなんて、これより贅沢なことがないのだろう。

 中国語の四字熟語で「曲終人散」という言葉がある。意味は「出し物が終わったら人が帰って行く」。だが、日本のライブハウスにいるお客さんはなかなか帰って行かないようだ。ライブ終了後、たくさんのお客さんが物販コーナーに集まり、メンバーの姿が現れるのを待っていた。私は人混みの中を通って出口へ向かった。そこにチラシを配っている人がいた。よく見てみたら、その人は今日のアンコール曲の時に隣の会場から来たADAM atのキーボーディストだ。

 渋谷スクランプル交差点に戻り、道を歩く人が減る気配がなかった。幸い、山手線は混んでいなく、座れた。私は気持ちを落ち着かせて、さっきまで目の前にあったことをもう一度、ゆっくりと味わっていた。



        2015年11月4日 深夜






November 14, 2015

【中文】FIESTA!!

【日本語】FIESTA!!

       今天也不知道是哪裡出了問題,上午在家打破玻璃杯,接著右手大拇指莫名刺痛,下午又接到原本約好一起去看表演的朋友說發燒不能出來了。一邊擔心朋友的身體狀況,一邊慶幸著我不是買實體票券,而只是上網預約。

       今天可是星期三平日啊!管他是不是假日,澀谷總是摩肩擦踵。跟著人群走向道玄坂,轉過一個彎進到巷子。面前先是看到了O-WEST的大大黃字,斜對面就是今天的會場,位於O-EAST一樓的Duo Music Exchange。


       在開場團Ryu Matsuyama的演奏聲中,我選了左排中央的位子坐下。三首曲目的時間一下子就過去,馬上就是第一組——Kaji Hideki(カジヒデキ)的出場。對台灣人而言,Kaji Hideki這個名字或許有些陌生。但他可是被成為是「澀谷系的貴公子」,是日本澀谷系中的重要人物之一。1989年開始音樂活動的他,最早是以樂團「bridge(ブリッジ)」的貝斯手之姿出道,而後轉為個人活動。他非常喜歡瑞典。甚至還有「Mr.瑞典」的稱號。這是我第一次看他的現場。藍白橫紋上衣及短褲,與他活潑可愛的曲風實在對味。還真看不出是位現年48歲的大叔。無論是俏皮可愛,有著「嗚啦啦啦」合音的「ICE CREAM MAN」,或是充滿夏日氣息的「灼熱少女」,都展現出了他開朗的氣息。其中他也演唱了自己剛出道時的作品。經過十幾年歲月的歷練,這些歌曲依然走在時代潮流中。而今天的客座小號手是TRI4TH的織田祐亮。Kaji Hideki也在演出中提到他常與織田祐亮合作,包括錄音或是像今天一般的現場演出。

       換場過後在台上出現的是鋼琴三重奏——Schroeder-Headz。以鋼琴・渡邊俊介為首,與貝斯・玉木正太郎以及鼓手・千住宗臣組合而成的Schroeder-Headz。於2010年發行首張專輯《NEWDAYS》,2014年由Victor Entertainment發行的作品《Synesthesia》更是發行了台壓版。而團名的「Schroeder」就正是史奴比裡那位彈奏玩具鋼琴的小男孩・謝勒德。在我心目中的渡邊俊介,是一個徹頭徹尾的鋼琴瘋子。看著他時站時坐的彈奏鋼琴,用他的指尖、拳頭、手腕,甚至是他的屁股。

       最後出場的是本日主角JABBERLOOP。一身白衣白褲戴上帽子的白馬王子是小號手MAKOTO。格紋外衣搭配牛仔褲及黑帽,像是一位騎士般的薩克斯風手DAISUKE。身著沈穩黑色西裝外套的鍵盤手MELTEN與鼓手YOHEI。紅帽紅褲中間夾了一層白色襯衫的貝斯手YUKI,不知道為什麼他的搭配在我眼中看起來像是生日派對上的草莓奶油蛋糕⋯⋯。今年是JABBERLOOP從關西地區轉移陣地來到東京的第十年。從夏天開始,他們就進行了一連串十週年紀念活動。包括八月初在家鄉滋賀縣舉辦音樂季;月底在東京展開專場表演。今天的活動也是十週年紀念的其中一環。演出進行到中段,在DAISUKE及MAKOTO的對話之間,台上多了一台鍵盤。「看到這個大家應該早就知道是誰要上來了吧!」說完,DAISUKE介紹渡邊俊介出場。兩架鍵盤面對著面,一段鬥琴即將展開。紅方MELTEN對上黑方渡邊俊介。兩位我近期最喜愛的鍵盤手居然同台演奏JABBERLOOP的曲目,有什麼能比這畫面更奢侈的。

       我們常說「曲終人散」。日本的樂迷可是遲遲散不了。結束後看到大群樂迷在周邊商品區等待JABBERLOOP現身。越過人群,我走向出口。出口處站了一位正在發傳單的人。仔細一看,是今天安可曲時從隔壁會場過來上台湊熱鬧的ADAM at的鍵盤手。

        走回澀谷交叉口,路上人群似乎一點也都沒減少。但好險山手線上的人並不算太多,還有位子坐。讓我能讓情緒緩和下來,溫習一下剛剛在眼前所發生的一切。



        2015年11月4日 深夜






November 11, 2015

Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《4》


 7月にSPACE SHOWERからリリースされた台湾アーティスト17組のコンピレーションCD『Taiwanderful vol.1』。カードの中でも分かりやすい紹介が書かれているが、台湾人目線で(「日本のサイトであまり書かれてないかも?!」的な話も)少し紹介。カードでの紹介を見ながら書いたので、皆さんもカードを片手に持って読んでいただければ、より分かりやすくなるかもしれない。





拍謝少年(Sorry Youth)
収録曲:台十七(Route 17)
収録アルバム:海口味

  2005年に結成された『拍謝少年』は、「台湾」を強く意識して創作しているバンドである。井上雄彦先生と台湾の熱炒とビールが大好きなようで、プロフィールでは「井上雄彦をスピリチュアルメンターとする。熱炒をサポートの補給とする。ビールを手に持ち南北のライブ現場を通り抜ける。」と書かれている。バンド名の『 拍謝少年(Sorry Youth)』はアメリカのロックバンド『Sonic Youth』へのオマージュである。結成7年目の2012年に、初アルバム『海口味』をリリース。

台十七






李英宏(Yinghung)
収録曲:阿貓想要來撒嬌

 ヒップホップ.グループ『大囍門』でメジャーデビューした李英宏は現在、Soft Lipaと同じく顏社に所属されていて、DJ Didilongとしても知らされている。Soft Lipaとのコラボ曲『夜聊(你說,我說)』が収録されたアルバム『Winter Sweet』を一度、梅田のタワーレコードで見かけたことがあるので、日本でも買えるようだ。

大囍門 - Office Lady




DJ Didilong - Di Di On The Beat Vol.1-區間車






白目樂隊(The White Eyes)
収録曲:死男孩
EP: 死男孩

 「バカ」「ボケ」「空気読めない」などの意味が含まれたこの言葉「白目」をバンド名にしたことを少し後悔しているような白目のメンバーたち。ボーカル高小糕、ベース范仲瑜、そして元ドラマーの3人は高校時代からの知り合いで、2004年にバンドを結成した。11年が経って、今でもダンスパンクの音楽スタイルで国内外のイベントやフェスで活躍している。

死男孩(Dead Boy)




In Lust I Lost






Go Chic
収録曲:City Slickers’ Night Pressure
収録アルバム:We Ain’t Home

 2010年に1stアルバム『I Am Confused』、2013年に2ndアルバム『We Ain’t Home』をリリース。『We Ain’t Home』をリリースした当時は一度3女1男の四人編成になったが、今は3人女子に戻った。SXSWやフジロックなどの海外フェスに出演し、ヨーロッパツアーも果たしたほど実力のある、かっこいい女子エレクトロパンク.バンド。


City Slickers’ Night Pressure






大象體操(Elephant Gym) 
収録曲:Finger 
EP:平衡 

 2012年に結成。2013年、EP『平衡』をリリースする当時から注目されているマスロックバンド。バンド名の「大象體操(Elephant Gym)」では、大象(Elephant)=ベース.體操(Gym)=変拍子という意味が含まれているそうだ。2014年には1stアルバム『角度』をリリース。2015年から、ギター張凱翔とドラム涂嘉欽が兵役に行くため、活動休止。現在ベースの張凱婷は、猛虎巧克力(Chocolate Tiger)の鄭宜農、巨大的轟鳴(Gigantic Roar)の侯伯第、そして橙草(Orangegrass)の鳥人と4人で期間限定バンド『小福氣(Felix Felicis)』で活動している。  

Finger




遊戲(GAMES)





October 22, 2015

Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《3》


 7月にSPACE SHOWERからリリースされた台湾アーティスト17組のコンピレーションCD『Taiwanderful vol.1』。カードの中でも分かりやすい紹介が書かれているが、台湾人目線で(「日本のサイトであまり書かれてないかも?!」的な話も)少し紹介。カードでの紹介を見ながら書いたので、皆さんもカードを片手に持って読んでいただければ、より分かりやすくなるかもしれない。





Manic Sheep
収録曲:把我關進籠子裡
収録アルバム:Manic Sheep

 友人であり、大好きな台湾バンドでもあるManic Sheepの曲がこのコンピレーションCDに収録されていること本当に嬉しい!日本人の方に「Manic Sheep好きです!」と言われると、いつも「ありがとうございます!」って返しちゃう。(自分のバンドじゃないのに。笑)2010年に結成、2012年に1stアルバム『Manic Sheep』をリリース。台湾のMega Port Festival(大港開唱)やFormoz Festival(野台開唱)、そして海外ではSXSW、CMF、NXNE、FUJI ROCKなどの音楽フェスへの出演を果たした。現在、日本でも注目されている台湾インディー.ポップ.バンド。

Boring Love Should Be Ended at a Raining Night






血肉果汁機
収録曲:血肉宮
収録アルバム:GIGO

 2006年に結成され、今年2015年に日本の音楽レーベル、ZESTONE RECORDSから『GIGO』の日本盤をリリース。歌詞は全て台湾語で書かれていて、台湾の伝統的な信仰に関わる話や反社会的な言葉遣いが多く使われている。台湾色彩の強いデスメタル.バンド。
 彼らに関して、2013年に台湾インディーズシーンで話題になる逸話があった。彼らは台中にてファンの結婚式まで招きされて、ライブを行った。結婚式にデスメタル?というなかなかないことがニュースとして取り上げられて、本人たちも「結婚式でいつもとおりに歌っていいのか」と心配していたそうだ。当時のニュースはこちら

上山(FUNERAL)




天崩大事件(Event of the Falling Sky)




粗殘台中(The Brutal Taichung)






閃靈(CHTHONIC)
収録曲:暮沉武德殿(Acoustic Version)
収録アルバム:失竊千年

 1995年結成 、オリエント.メタルと自称し、台湾で一番よく知らされているメタル.バンド。記憶に間違いがなければ、私が初めてこの名前を聞いたのは小学生の時、たまたまテレビで知った。長年にバンドの活動を続け、それ以外、メンバーはいろんなところで活躍している。ベース兼リーダー、唯一の女性メンバーDorisは女性運動にも関わりがあり、映画出演の経歴もあった。ドラムのDaniはミュージシャンの教育に力を入れている。ギターのJesseとキーボードのCJはよく、台湾アーティストのアルバム製作に手をかける。ボーカルのFreddyは政治や社会運動に多く参加。

暮沉武德殿(Acoustic Version)






大支(Dwagie)
収録曲:台灣之光
収録アルバム:人

 台南出身の大支は、大学卒業後の2003年に地元にて『人人有功練』ヒップホップ.スタジオを設立。台湾歴史や政治、仏教、そして動物保護を題材にした作品が多い。2014年に公開されたPV『非死不可(FaceBook)』は、Facebookの使いすぎを批判し、話題となっていた。

非死不可(Facebook)






October 1, 2015

Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《2》


 7月にSPACE SHOWERからリリースされた台湾アーティスト17組のコンピレーションCD『Taiwanderful vol.1』。カードの中でも分かりやすい紹介が書かれているが、台湾人目線で(「日本のサイトであまり書かれてないかも?!」的な話も)少し紹介。カードでの紹介を見ながら書いたので、皆さんもカードを片手に持って読んでいただければ、より分かりやすくなるかもしれない。





STAYCOOL
収録曲:Through the Viewfinder
収録アルバム:Urban Canyon

 2006年結成され、2009年にアルバム『小房間以外的事』をリーダー、スタンリーが立ち上げたレーベル、Sincerely Music(三十而立)からリリース。2013年、アルバム『Urban Canyon』を台湾盤(Sincerely Music)と日本盤(LaLa Music)でリリース。翌年に日本ツアーも行った。リーダーがレーベルを経営しているほか、ボーカルのウィルが経営しているカフェ.Cafe Junkies(小破爛咖啡館)はファンの間でもよく知らされている。


Through the Viewfinder






濁水溪公社(LTK Commune)
収録曲:留在台西鄉賺錢
収録アルバム:鄉土・人民・勃魯斯

 1989年、当時はまだ高校生である蔡海恩、張明章、應蔚民の3人で『霹靂鳥四號』というバンド名で結成された。大学生になると、柯仁堅(現在のボーカル)が加入し、4人バンドの『濁水溪公社』となった。長年活動し続けているロック.バンドであり、洋楽の「パンクロック」に対し、ジャンルを「台客(タイク)ロック」と自称している。1995年に1stアルバム『肛門樂慾期作品輯』をリリース。台湾の「台客ロック」シーンの始まりと言われ、多くの台湾アーティストに影響を与えた。メンバーの入れ替わりがあって、今は5人編成となっている。音楽フェスを多数参加しているほか、デモ現場でもよく彼らの姿を見かける。


農友們團結一致






蛋堡(Soft Lipa)
収録曲:收斂水
収録アルバム:收斂水

 クラウド.ルーと同じく台南出身のSoft Lipaは、高校時代から音楽の才能があるとみなされ、母校である台南一中(男子校)と女子校の台南女中(私の母校!)が共同開催する音楽コンテスト「竹音椰韻」で、後輩とのコンビで優勝。そのオリジナル曲は当時から「地下校歌」と言われている。2009年に1stアルバム『收斂水』をリリースし、2010年にアルバム『Winter Sweet』で21th金曲賞、翌年に『月光』で22th金曲賞にノミネートされた。『月光』で日本クラブジャズ.バンドJABBERLOOPとのコラボレーションがよく知らされ、台湾人ラッパーのMC Hot Dog(熱狗)のフィーチャリングで作った、クラウド.ルーの『 早安,晨之美!』をモチーフにした曲『不吃早餐才是一件很嘻哈的事』(朝ごはんを食べないことこそがヒップホップだ)も話題になっていた。


台南一中地下校歌




不吃早餐才是一件很嘻哈的事




收斂水






阿飛西雅(APHASIA)
収録曲:蚵仔寮
収録アルバム:提去買藥仔

 昨年の台ワンダフルにも参加したポスト.ロック.バンド。2007年、ドラマーのYonkerが加入し、バンド名を『妮波寺』から『阿飛西雅』に変えた。2008年夏、1stアルバム『失語的鱷魚社會』をリリース。2ndアルバム『提去買藥仔』は2012年にリリースされた。今年はクラウドファンディング.サイトでプロジェクトを達成し、次のアルバム『知覺的礁岩』を制作。ベーシストのKKは、台湾インディーズシーンでよく知らされている『小白兔唱片(WWR)』の経営者。


海波浪(Big Wave)




知覺的礁岩(Known Rocks)






September 25, 2015

Taiwanderful vol.1 アーティスト紹介《1》


 7月にSPACE SHOWERからリリースされた台湾アーティスト17組のコンピレーションCD『Taiwanderful vol.1』。カードの中でも分かりやすい紹介が書かれているが、台湾人目線で(「日本のサイトであまり書かれてないかも?!」的な話も)少し紹介。カードでの紹介を見ながら書いたので、皆さんもカードを片手に持って読んでいただければ、より分かりやすくなるかもしれない。





盧廣仲(Crowd Lu)
収録曲:OH YEAH
収録アルバム:七天

 台南出身のクラウド.ルーは、大学のとき交通事故に遭って入院中にギターを始めた話が有名で、2007年にリリースされたシングル『早安,晨之美!』(1st アルバム『100種生活』にも収録)で大ブレイク。なぜ「晨之美」なのか?という疑問を持つ方もいるかもしれないが。もちろん「晨=早朝」で「良い早朝」の意味もあると思うけれど、台湾人がこの名を聞いて頭に浮かんでくるものはもう一つある。それは朝食屋さんの「早安!美芝城」。学校近くに必ずあると言っても言い過ぎではないぐらい、みんな知っているチェーン店。そんな親近感溢れる曲を作ったクラウド.ルーは今でも大人気中だ!


早安,晨之美!






宇宙人(Cosmos People)
収録曲:往前
収録アルバム:一萬小時

 現在、日本でも人気上昇中のポップバンド宇宙人。メンバーの入れ替わりもあったが、現役メンバーは皆、台北の第一志望高校.建國中學の出身で、ファンの中ではインテリバンドのイメージ。2009年にアルバム『宇宙人』でデビュー、収録曲『要去高雄』はハッピーな雰囲気とシンプルな歌詞で人気を得た。ちなみに当時は、4人のメンバー編成だった。そして、2012年に2ndアルバム『地球漫步』、今年に3rdアルバム『一萬小時』をリリース。PV製作に工夫をしている彼らは、『一起去跑步』で「平和」という場所まで行き、「平和の空気」を取る企画のドキュメンタリーを製作。(そのPVを見て平和に行った宇宙人ファンの友人もいる!)今回『Taiwanderful vol.1』に収録された『往前』のPVは、ヒマラヤを登るドキュメンタリーになっている。音楽にとどまらず、宇宙人は自分たちのアイディアを実際の行動にした。


一起去跑步




往前






旺福(WONFU)
収録曲:背包客
シングル:背包客

 1998年に結成、2003年に1stアルバム『同名同姓專輯』をリリース。そして、翌年の2ndアルバム『旺福』に収録された曲『迷你裙』で大ブレイク。(PVがテレビですごく流された記憶がある)4thアルバム『青春舞曲』で日本音楽ユニットのYMCKや加藤ひさしとコラボ。それ以降、日本盤のリリースも多数あった。今回収録された『背包客』は、2012年の夏ツアー『旺福瘋台灣』の主題歌として、デジタルリリースされた曲。


迷你裙




背包客






魏如萱(waa)
収録曲:捉迷藏
収録アルバム:還是要相信愛情啊混蛋們

 私が大学の時組んでいたバンドのギタリストはwaaの大ファンで、おかげでwaaの曲をたくさん聴いていた。2003年に音楽ユニット『自然捲』のボーカルとして1stシングル『自然捲』をリリース。翌年に1stアルバム『C’est La Vie』のリリースを果たした。2006年、喉の怪我でユニットから脱退。半年ほど休んだ後、2007年11月に個人名義でデビュー、1stアルバム『La Dolce Vita 甜蜜生活』をリリース。去年リリースされたアルバム『還是要相信愛情啊混蛋們』のほか、2010年のシングル『我爸的筆』もリリース当時からとても注目されていた。軽快な曲と面白い歌詞で人気を得て、2014年に映画『大宅們』のテーマソングとして起用された。


自然捲




我爸的筆




還是要相信愛情啊混蛋們