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December 31, 2014

2014年のいい思い出となったアルバム《3》SOFT LIPA & JABBERLOOP - 月光


【中文】2014與專輯的相遇《3》蛋堡 & JABBERLOOP - 月光


国境を越えた『月光』

 JABBERLOOPの音楽と出会えることは、不思議だと思った。台湾友人とfox capture planの話をしている時にMELTENさんのことを知ったり、カルメラの以前のライブ情報で見つけたり。その後もSOFT LIPAとコラボした話を友達から聞いて、帰国したらCDショップで『月光』を見つけた。「ここチェーン店でもないし、しかも4年前のアルバムが。」まさかここにあるとは思わないところにあった。台湾でリリースされたのは『月光』というタイトルのアルバムだが、ボーナストラックだけが少し違った日本盤は『経典!』。



『月光』





SOFT LIPAと『恍惚』とする

 今年の12月にJABBERLOOPが台湾で発売した『魂』台湾盤だけに収録されているのは、SOFT LIPAとのコラボ曲『恍惚』。リリースに伴って12日の台北と13日の台中ライブを行い、おかげで4年前に見逃した“SOFT LIPA & JABBERLOOP”のライブを観れた。13日のライブを終え、19日は同じ会場でSOFT LIPAが今年に唯一のワンマンを開催。



淡水の月夜

 10月は一ヶ月間くらい淡水に住んでいた。9階の窓から台北盆地まわりの山や淡水河が見える。部屋に大きい窓があって、夜景を眺めながら飲むビールは贅沢だった。その時間に流しているアルバムは『月光』。コラボレーションがスタートする「We got Jazz」から、時の流れを描く「彼女は時間とワルツを踊る」まで、私にとってここ全ての曲は”淡水にいた一人の時間”だった。
 あえて選ぶとすれば一番好きなのは『過程』。この曲はJABBERLOOPの1stアルバム『and infinite jazz...』に収録されている『Missing My Bird』の再アレンジ。初めて聞いたときからSOFT LIPAが書かれた歌詞で感動していた。「離開世界之前 一切都是過程」(世を去る前 全てが過程)「活著不難 最難的是做人」(生きるのは難しくない 最も難しいのは人になること)。歌詞カードの隅々まで読むことはしなかったけれど、そこで描かれた人生の切なさは音を通して伝わってきた。




SOFT LIPA & JABBERLOOP - 過程




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